会員の皆様、一般社団法人「日本美容医療リスクマネジメント協会」(以下、当協会)にご加入いただき、誠にありがとうございます。
当協会は、美容医療における事故や苦情への対応、また損害賠償保険の提供を通じて、会員の皆様が安心して業務に取り組んでいただけるようサポートしております。
おかげさまで会員数も増加しておりますが、最近いくつかの重要な規程・規約の改定を行いましたので、以下にお知らせいたします。ご一読いただき、ご確認いただければ幸甚です。
① 「美容医療・医師賠償補償制度」の補償範囲について
当協会の「美容医療・医師賠償補償制度」(以下、補償制度)は、美容を唯一の目的とする医療行為を補償の対象としています。したがって、自費診療や自由診療であっても、美容を唯一の目的としない医療行為は、審査および補償の対象外となります。これらは通常の医師賠償責任保険のカバー範囲に含まれますので、ご留意ください。
② 定款の変更
今年度、定款の変更に伴い、共済会時代に運用していた「出資金制度」を「入会金制度」に移行いたしました。共済会時代に入会された会員様の出資金は、当協会の入会金として取り扱われることになりました。そのため、退会時に出資金の返金は行われませんので、あらかじめご了承ください。
③ 弔慰金支給制度の開始
2024年8月1日より、当協会の正会員の皆様に自動的に「弔慰金支給制度」の提供を開始いたしました。事故や怪我により死亡、または後遺障害を負った場合、正会員お一人につき最大100万円の弔慰金を支給いたします。
④ 「賠償責任保険加入施設」証の年度発行の開始
2024年12月1日の補償制度の更新後からは、年度ごとに色を変更した「賠償責任保険加入施設」のステッカーを発行いたします。施設内に掲示することで、患者様に対して安全な美容医療の提供に努めている証拠となります。ぜひご活用ください。なお、「賠償責任保険加入施設」証の発送は12月中旬以降となります。
⑤ 補償額1事故あたり2000万円プランの推奨
昨年度、美容医療行為による事故で失明に至り、約1,900万円の損害賠償が確定した事案が発生しました。美容医療の高度化に伴い、高額な損害賠償が発生するケースが増加しています。これに伴い、支払限度額1事故あたり2,000万円のプランへの加入をお勧めいたします。美容医療施術中の麻酔事故についても医療過誤が認定されれば、保険金が支払われます。当協会では、支払限度額1事故あたり5,000万円のプランの提供も検討していきます。
⑥ 会員規程および補償制度規程等の明文化
本年度の理事会にて、当協会の会員規程および補償制度規程等の明文化を行いました。これらの詳細は当協会のウェブサイトにも掲載しておりますので、ご確認ください。また、来年度以降の補償制度の更新については、理事会の審議により更新を認めない場合もございますので、あらかじめご了承ください。
引き続き、当協会のサービスをご活用いただきますよう、お願い申し上げます。
(2024年10月23日配信)